2026年10月18日
大事なルールほど説明されない。
Cobe Associe は、戦略と技術の問いを現場で検証可能な仮説に変えます。
ゲームのルールはシンプルであればあるほど美しい。私が高校まで真剣にやっていた野球には、振り逃げや故意落球、インフィールドフライなど不可思議なルールが溢れている。さらに「ホームランになる打球が鳥に当たってグラウンドに落ちてもホームラン」「グラブを投げて打球を止めると打者に三塁までの進塁権が与えられる」「スライディングでベースが吹き飛んでも元の場所がベース」などのアドホック事情が加えられ、歪なルール体系を成している。自分たち都合でルールをどんどん足して周りに押しつけるところがいかにもアメリカのスポーツで、欧州で受けが悪いのも当然である。
『人生における78の(暗黙の)ルール』という記事を読んだ。人生、暗黙のルール(の一部)だけでも78個もあるのか。全然美しくない競技だ。それでもまぁ、やるしかないのだけれど。
なかなか教えてくれる人の少ないルールだ。ルールというよりかは一般原則として。クローザーは球が速い投手の方が良い、みたいに。
自分の力でどうにかできる些細なことについて不平を言えば言うほど、人生は辛くなり、エネルギーも減っていく。その結果は?ますます不幸になるだけ。
自分が被害者だと認めた瞬間、あるいはそう自覚した瞬間、あなたは人生という名の大切なゲームに敗北する。
人生における目標の一つは、常に消費する量よりも多くを生み出すことであるべき。
紙に書き留めたことは、現実になる可能性が10倍高くなる。
準備よりも行動のスピードの方がはるかに重要。大胆になればなるほど、より良い結果が得られる可能性が高まる。
強い意見を持つ30代以上の人に会った場合、多くの場合、その人は意見を変えることはないだろう。説得はほぼ時間の無駄であり、不必要に敵を作るだけ。
些細で取るに足らない仕事への取り組み方を見れば、その人となりがわかる。
世界で最も貴重で高価な不動産は、あなたの頭の中にある。
人生における幸福の80%は、3~5つの物質的なものから生まれる。決してこれらをケチってはいけない。
必ずしも自分がやっていることで一番優秀である必要はない。一番賢い必要もない。ましてや一番有能である必要もない。ただ、諦めずにひたすら愚かな態度を取り続ければいい。
野球は大会によって細かくルールが異なるけれど(バットの種類、延長戦、球数制限、服装規定…etc)、生活も同じで、かつ暗黙のルールの方が激しく変動する。ますます美しくない。それでもまぁ、がんばるしかない。ルールに不満を言っている時間があるならその間に練習をした方が良い、というのは絶対原則なので。
お便りをお待ちしています。
💼心惹かれた
ゴロっと!くるみのパン@ローソン:コーヒーのお伴に最高です。 link
✏️読んだ/読んでいる
📃記事
無限は怖い:時間の果て、宇宙の果て、数字の果てを考え始めると止まらない。わかるーーー。無限恐怖症は多かれ少なかれ、みなあるのではないだろうか。中年になればみんな知っている通り、胃袋は有限であるが、無限○○はどんどん私たちの生活に侵食してくる。link
ニューケインジアンにノーベル賞:今年の経済学賞はボブ・ホールとマイケル・ウッドフォード。ニューケインジアン経済学の第一人者である。1970年代のスタグフレーションで旧来のケインズ経済学が崩れ、消費や期待形成を個人と企業の意思決定に還元するミクロ的基礎づけが立ち上がった。現代の金融政策において、中央銀行が金利を動かすときの理屈はほぼこの経済学知見・系譜の上にある。経済学研究科で触れた教科書の著者がいま賞を取る。時代だね。link
安静時心拍数の低さがセックスアピールになる:ATEAMというフィットネス出会い系アプリを眺めると、上半身裸のジム自撮りやサウナ習慣の質問に混じって、49や56や62という数字が並ぶ。安静時心拍数の数値であって、健康的な人ほど低いとされている。Instagramのストーリーズでも、低い心拍数を見せるのが新しい自慢になりつつある。GQの記事は、低い数字が本当に健康の証明なのかと疑う。心拍数は鍛えれば下がるが、下がった数字だけを追えば指標が目的に化ける。KPIが現場を歪める話はいろんな会社で飽きるほどみてきたけれど、恋愛市場にまで及んでいるらしい。link
電動スクーターが石油消費量を減らす:専門機関の調査によると、モビリティの電化により減った石油消費は日量230万バレルにもなる。内訳を見ると、2025年に二輪・三輪が110万バレルで、四輪乗用車は74万バレルに留まる。石油節約の主役はテスラではなく、東南アジアや南アジアの道を走る安い電動スクーターだった。見た目はダサい、乗っても格好よくは見えない。それでも資源効率とCO2排出で乗用EVを圧倒する。地味な製品こそ静かに世界を変えている、を数字で確かめられる実例だった。link
ベラルーシのロシア化が進む:ミンスクで10年以上、赤と白のクロスステッチをあしらった服を売ってきた店が閉店した。常連の女性は「ベラルーシで民族的なモチーフの服を着るには勇気が要る」と話す。外国で出版される雑誌の取材に答えるのも仮名、話すこと自体に勇気が要る国だ。2020年の不正選挙と抗議の鎮圧以降、ルカシェンコはロシアの軍事支援で権力を保ち、代わりに自国の文化と言語を削り、教科書もロシア寄りの記述がどんどん増えている。文化は政権にとって便利な時だけ称えられ、邪魔になれば消される存在なのだ。国境が守ってくれるものもそうでないものもある。link
若者たちは家の代わりに株を買う:ロンドン・ノッティングヒルで借家暮らしをする33歳が、住宅の頭金のために貯金する代わりに株式投資にカネを突っ込んでいる。彼のような人がたくさんいるのがZ世代の特徴だとThe Economistは分析する。このような個人選択は、家計の富が不動産から株式へ流れる経路が太くなったことの象徴でもある。家賃と金利が上がり、持ち家を後押しした戦後政策が後退し、2025年には世界の家計資産の57%が株式由来になったという。持ち家神話が揺らぐ英米圏の姿は、日本の読者にも他人事に見えないはず。不動産バブルが膨らみにくくなれば金融危機の芽も減る、という楽観はどこまで妥当だろうか。東京の不動産市況、来年の今頃はどうなっているだろうね。link
大学教育を大切と考える人はわずか31%:調査会社・ギャロップが1978年からずっと問うてきたアンケートについて、米国人のうち、大学教育を「非常に重要」と答えたのは現在31%に留まる。2013年は70%だった。「あまり重要でない」は6%から29%に増加し、両者の差は64ポイントから2ポイントまで縮んだ。女性、民主党支持者、有色人種、大卒者という従来の高評価層でも二桁の下落。4年制大学の費用を手が届くと感じる人は12%しかいない。ところが卒業生の69%、学位を持たない人の73%は、大学の重要性は20年前と同じかそれ以上だと答える。世論は冷め、当事者の評価は変わっていない。この乖離をどう読むべきだろうか。大学の価値が、宗教的熱狂に基づくものから、冷静な評価の対象になったのかもしれない。 link
他人の仕事を全部やる:コスパだタイパだが大事にされる時代だからこそ、逆側にいることの価値が高くなるよ、のお話し。相手がどう働き何を必要としているかが分かるし、頼んでも相手が動いてくれない時に自分で入れてしまえる。インテルが最初の32ビットCPUを出した時、マイクロソフトのコンパイラにその対応を自分たちで足したのもこの手口と見なせる。20%の人が80%の仕事をしている組織では、誰かがやるべきなのに組織の現実認識から漏れている仕事を拾う人が必要なのだ。なお、コンサルの仕事はだいたいこれです。link
80点でやめる人の幸福:コーリー・ブーヘイは、競技アイスクライミングで米国代表に入るところまで上り詰めた。しかしその生活は充実とはかけ離れたものだったという。一つのことが本当に上手くなれば幸せになれる、と30年間自分に言い聞かせてきた結果、できあがったのは不幸な人生だった悲しみよ。いまは登り、走り、面白そうなものに片足を突っ込む生活を幸せだと感じている。彼女の提案は、何かに80%まで没頭したら次へ移るジェネラリストの生き方を考慮にいれること。汎用者のほうが問題解決と適応に強く、学ぶこと自体を楽しむ循環に入りやすい、という論理を強調する。最上志向の人間には耐え難い提案かもしれないが、専門化の果てに不幸をみた人を友人・知人に持つ人ならば納得できるエッセイだと思う。link
藤井聡太Intv・見えない山頂を怒りと共に登れ:藤井聡太が棋士生活10年、24歳の区切りでインタビューに答えている。プロ棋士デビューした14歳の頃は(書いてみて思うが、とんでもないことだ)、このまま強くなっていけばいつか完璧な将棋を指せると思っていた。10年経って、完璧は当時思っていたよりはるかに遠い。ピークは25歳頃だと今も思っているが、それは棋力の頂点ではなく、強くなる条件に最も恵まれる時期という意味だと言う。将棋を登山に例えると山頂は見えないし、見えるイメージすら湧かない。負けたときに感じる自らへの怒りを携えて、うまく遊ぶことで少しずつ斜面を前進するのだと。人生の根底にあるのは遊ぶこと。藤井先生が言うなら、そうなのでしょう。link
📙本
虚偽論入門:世のお仕事には一定確率的な要素があり、論理的に考えるための思考部品がないまま偉くなってしまう人がいる。その人の部下は悲惨であり、私の仕事の一つはその偉い人に論理部品をねじ込むことにある。その仕事はけっこうな難易度なのだけど、この本を得たことで、「あなたがやっているのはこういうことですよ」と伝えるとっかかりが出来たと思える。 link
侍女の物語:キリスト教原理主義がアメリカを乗っ取り新共和国を建設し、性役割の固定や言語統制が行われた世界を描くディストピア小説。フェミニズム文脈で評価される作品で、女性の方が身体の芯から恐怖を持って読むお話なのだと思う。 link
思索紀行:立花隆のエッセイ集。冒頭の満州引き揚げから、先祖に辿って旅を求める心の源流を探るお話しまで、引き込まれる。今回の東京旅のお伴です。 link
📻観た/聴いた
ナイロン100℃ 50th SESSION『管理人ご夫妻』:久しぶりの舞台鑑賞。うーん、肌に合わず。まぁ、好みではないものを見た方が自分を深く理解することが出来るので、貴重な機会でした。 link
🧩感じた/感じている
この週末に、出雲大社→ソフトクリーム→天神温泉→松江フレンチと充実の度。山陰・島根はいいぞ。宍道湖越しの夕陽、美しかったです。
心にいつも怒りを。
「負けは、自分の不完全さを認識させられることだと思います。将棋は完全情報ゲームで運の要素がなく、自分の選択によって結果が引き起こされる。必ず自分のミスで負けるので、一番大きな感情として不完全さに対する怒りがあります」(藤井聡太)
この言葉を肝に銘じておこう。link
悲観論は楽観論よりも常に賢そうに聞こえる。
私が今日持っている最も価値のある資産は、世界が混沌としていくのを、自分自身が混沌とした決断を迫られることなく見守るだけの十分な純資産。
成功とはただ一つ、自分の人生を自分のやり方で生きられること。(クリストファー・モーリー)
情報が増えることは、単なる先延ばしの一形態に過ぎない。(ラス・ロバーツ)
🍵関心事
東灘の結構な値段がする一軒家、結構な割合の内見者が「現金で買う予定です」と言うらしい。相続?どういう構造なのだろう。本当にそうだとしたらお金の出所が不思議で、はったりを噛ますとするとどんな論理が背景にあるのだろうか。世の中のお金の巡りって、一体どうなっているのだろうか。
MGM大阪公認のディーラー講座、どれくらいの人が通うのだろう。ロボットに代替されにくい仕事ではあるけれど。 link
新コースでは、配当計算やカードシャッフルなどルーレット、ブラックジャック、バカラの3種類のゲームの技能を教えるほか、ギャンブル依存症に関する座学や、不正防止のための技術指導も提供する。学費は3カ月〜1年の受講期間で教材費と入学金を含め55万8000〜60万2000円となる。
私たちは努力の大切さを、これからどう伝えていくのだろうか。
何かを成し遂げる必要がなくなったとき、人生に意味を与えるものは何になるのだろうか。
🥑活動報告
今週は金曜まで東京出張です。夏ぶり。楽しみ。
お便りをお待ちしています。
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