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2025年6月8日

感じたこと雑記@シンガポール🇸🇬

Cobe Associe は、戦略と技術の問いを現場で検証可能な仮説に変える。

日本だと世代間対立煽りで炎上しそうな星警察の広告。儒教思想のなせる技。MRT内ではみな爆速で高齢者に席を譲る。
病院の想定待ち時間を看板横に示すスタイル。同じように駐車場でも「いまXX台あいています」の表示が一般化していて利用者フレンドリー。
日本と同じタイプの自販機、海外で初めてみた。「販売中」ランプの感じからして中古・再販ものかしら。ダイドーやポッカが強い。
仕事や観光のエネルギー集積地には「ハイカロリー版Subway」がある。お腹いっぱい。
賞味期限は英語で”Best Before”。消費期限は”Expiry Date”。意味と響きを切り分けると明確さが高まる。そしてビールはどこで飲んでもうまい。

お便りをお待ちしています>


💼心惹かれたもの

  • Settee:街に"集い"を取りもどすための公共背もたれ。Reddot 2024年のbest of the best受賞作品。目を開かれるコンセプトだった。 (link)

✏️読んだ/読んでいる

📃記事

  • 「ビジネス・バカ」が蔓延る時代に:記事冒頭「先週Bloomberg は、Microsoftのサティア・ナデラCEOのプロフィールを紹介し、彼が嘘つきかあるいは特定の種類のバカであることを明らかにした」から始まる超ロングリード。全体通して口が悪さが群を抜いていて最高だった。株主のみと向き合ったマネジメントはブルシットジョブど真ん中であり、実質的なものは何も生まない。AIでそれを加速させたとしても、ゼロに何をかけてもゼロであることに変わりはないんだと。意味のある仕事を目指そう。 (Where's Your Ed At, link)

    企業のリーダーが、自分たちを豊かにする商品の生産に参加せず、またそれを尊重しない場合、あらゆるレベルで同様の空虚なリーダーを可能にする文化が生まれる。 コンセプトとしてのマネジメントとは、もはや「仕事」をすることではなく、支配と価値抽出の文化を確立することを意味する。
    …ビジネス・バカは一種の詐欺師だと考えてほしい。ただし、詐欺が社会の驚くほど多くの人にとって標準的なビジネスのやり方になっていることを除いて

  • 目の調子、喫茶店が開業できるくらいの環境:後者について。仕事においてお金を稼ぐことは大変大事なんだけど、とにかくお金を稼ぐことに最適化された仕事は、アダム・スミス『道徳感情論』が副音声として伝えるように、社会の害悪である。みんなもっと自分自身の好き嫌いを見据えて仕事をすればいいし、喫茶店でも何でも開業すればいい。利き手で自由に好きなことをして、もう一つの手で真剣に金を稼ぐ。先人達が築いた技術や社会制度のおかげで、社会はそれでも回るはずだと信じている。 (Yu Koseki, link)

  • 昔のレストランは楽しかった:いまやテーブルに時間制が導入され、スタッフはみなヘッドホンを付けて、配膳を担当するのはロボット、電話応対席にはチャットボットが居座っている。はて、それでいいのだろうか。効率とハッスルカルチャーから距離を取った食事の場を守らなくてはいけない。神戸にはまだたくさん残っている、守らなきゃ。 (Infatuation, link)

  • 第一次世界大戦時の潜水艦がほぼ無傷で発見:1917年に沈没し海底に眠っている機体を深海撮影技術で捉えた画像。光が皆無の場所でもこんなにきれいに撮れるのか。前々関係ない話しとして、地表がダメになったときの代替候補として火星よりも先に深海を考える方がいいと思うんだけど、なぜみな宇宙の向こうばかりみているのだろうか。他の人がそうしているから? (Artnet, link)

  • YC創業者が卒業式スピーチ『線路はここで止まっている。さて…』:いい話だった。学校を出て自ら人生を切り開かなくてはいけないとき、大事にすべきことはシンプルだ。人に話しかけ、新しい人を紹介してもらうこと。 面白そうな人を見つけてはその人が取り組んでいることを聞くこと。そして見えてきた野心を育むこと。 (Jessica Livingston@POSTHAVEN, link)

  • Ben Evansが語る2025年トレンド “AI eats the world“:AIモデルが既にコモディティ化しており、ほぼ全てのスタートアップがAIを実装するなどインパクトが広がることは確実。しかし既存製品・サービスがなくなるかどうかは別議論で(タクシーvsライドシェアか、ホテルvsAirbnbか)、EC含めて古参テクノロジーもまだまだ伸びている。2030年までに何が起きるか、何を起こすか。340ページに及ぶAI解説スライドもぜひ。 (Ben Evans, link)

  • BCG『不透明な時代のリーダーシップ』:20年以上前の記事ながらいまだ示唆深い。200年前に戦略論の大家・クラウセヴィッツが記した戦略論を引きつつ、現代のリーダーには①両極端の方向に思考を広げて選択肢を導き出す知的創造力②不完全情報化でも決断を行う勇気・胆力③組織全体にエネルギーを浸透させる現場との繋がり、この3つすべてが必要だと伝えている。この3つをコンサルタント自身が体現しなくてはいけない。『不確実性は戦略の源泉である』こういう表現ができる人間になりたい。 (Boston Consulting Group, link)

    精神が予想外の事態を乗り越えてこの不断の戦いに勝つためには、二つの特性が必要となる。ひとつは、「暗黒においても内なる光をともし続け、真実を追究する知性」であり、もうひとつは「そのかすかな光が照らすところに進もうとする勇気」である。――カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

  • 他人の問題意識にフリーライドしない:自責・他責の問題である。自分で、自分自身が感じる問題・課題を恥ずかしがらずに表明しよう。> "他人が求めることを解いてあげるというポジションを取った方が心穏やかに生きられます。自分の凡庸さ、至らなさに向き合わなくても済みますし、自分の価値感を守る必要がないからです" (66mh@note, link)

📙本

  • スラムダンク 電子版:ようやく。6/2より配信開始。陵南戦の小暮くんのシーンで毎回泣いてしまう。海南戦、がっちがちにテーピングに固めた足でリバウンドを取った後に赤木が「オレは間違ってはいなかった」っていうシーン、全身傷だらけのいま読むと一層こころにきます。(Amazon, link)

  • 華氏451度〔新訳版〕:次のポッドキャスト課題本を飛行機内で一気読み。序中盤あたりから「こんな話しだったのか」と驚きがたくさん。話したい感想が山積みで収録が愉しみ。 (Amazon, link)

  • 日常のフローチャート Daily Flowchart:森博嗣のエッセイ最新作。いつも通りの切れ味。ナヴァル・ラヴィカントDie with Zeroが好きな人におすすめ。 (Amazon, link)

誰も知ろうとしなかったこと、誰も疑問に思わなかったことを問う能力こそが重要で、これが「的確な質問」というものだ。その質問によって、初めて新たな議論が湧き起こり、あるときは新たな展開、発見、発明に結びつく。このような質問をAIができるようになるには、もう少し時間がかかりそうだな、と感じている。 (Kindle位置, no.3,085)

📻観た/聴いた

  • Red Dot Design Museum Singapore:今回のシンガポール訪問で一番の体験。コンセプトレベルから販売済み製品まで、社会課題とまっすぐに向き合う作品たち。般化フォークリフトやコンベアシステム、次世代灌漑設備、関節センシングサポーター、木製ワークアウトベンチなどにぐっときた。インスピレーション多し。 (link)

  • グレイテスト・ショーマン:関空→SG機内で。音楽がとにかく良い。レビューサイトで評価が分かれている理由がなんとなくわかる仕上りで、結局みんな成功と家族の両立話が好きなんだ。 (link)


🧩感じた/感じている

  • 旅は不自由を味わうためにある。日常の不条理や摩耗から離れようと旅に非日常を求めるのが常だが、旅は無力感を突きつけてくる。伝わらない言葉、読めないサイネージ、突然の雨、繋がらないスマートフォン、自宅とは異なる冷蔵庫やお風呂。旅はいい。

  • アレクザンダー・ブブリクがジャック・ドレイパーを破った全仏4回戦、特に第4セット・第10ゲームが素晴らしかった。カザフスタンの英雄の涙、終戦後の握手にぐっとくる。もっと真面目にやれよと言いたくなる瞬間もある彼だけど、どこまでもショーマンであり、観客と共にある存在。準々決勝のシナー戦を含め、全仏のグレイテスト・ショーマンは彼だったと思う。(link)

🍵関心事

  • 日本を離れて一週間、高水準で維持できている運動頻度・強度をどう維持するか。

🥑活動報告

  • 今週はインドネシア・バリで過ごします。オンライン回線が安定してくれることを期待。

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