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2024年10月20日

ヘッドってどこ?🧐

Cobe Associe は、戦略と技術の問いを現場で検証可能な仮説に変える。

小さめのスーパー銭湯にハマっている。ちょっとした食事処や休憩場所もあって、しっかりテニスで汗をかいた後に行く場所として最高だ。ちょっと背伸びすれば岩盤浴やマッサージも楽しめる。休日はだいぶ賑わっているようだ。

先週カウンターで入館受付をしていると、隣で20代カップルがメニュー表を見ながらうんうんと唸っている。「そうだよな、どこまで出せるかお財布と相談だよな。侠気見せろよがんばれ」と心の中で応援していたら、男の子が一言。

『ヘッドマッサージって、どこを触るやつですか?』

受付のお姉さんも私も、なんならお相手の女性も思ったはずだ。頭やん。絶対頭やんと。ロッカーキーを受け取ってしまったので以降は聞けなかったのだけれど、あと2-3分は楽しい会話が繰り広げられていたはずだ。あの2人が温泉を楽しめたことを祈っている。

思えば、言葉の意味が変わることは当たり前にあることだ。元々「大邸宅」「豪邸」を意味していたマンションは普通の集合住宅になったし、元々リンゴ酒を意味していたサイダーは炭酸飲料の一種を指すようになった。「ヘッド」の対象が首や肩、下手したら膝頭に変わることだってあり得るのだ。(調べたところ、膝頭はkneecapというらしい)ちょいガチ言語学ラジオ「意味論」を聴いていて、言葉と意味の関係が決して自明でないことを改めて痛感した。

わからないことがあるとき、周りの目を気にせずまっすぐに質問する素直さを失ってしまうのは悲しいことだ。臆せず、シンプルで素朴な質問をしていこう。事実、この男の子は幸せそうな顔をしていた。たぶん彼女もそうなのだろう。人生の優先事の上位に「他人からどう見られるか」がある人は概ね不幸をまとっている。


💼心惹かれたもの

  • ムーミンの哲学 新装版:読むのを楽しみにしていた本がやっと発売され手元に届きました。表紙がかわいい。 (link)

  • 二十世紀梨:暑かったり寒かったりする日々ですが、果物から秋を感じています。長野・矢沢農園から届いた二十世紀梨、甘くておいしい。この品種を開発した松戸覚之助さんのお話しに触れ、どんなところにも人の努力の成果があることを実感。 (link)

✏️読んだ/読んでいる

📃記事

  • Women in the Workplace 2024 by マッキンゼー:過去10年間で企業経営に関わるあらゆる階層で女性比率が高まっている。10年前わずか17%だった女性経営幹部はいまや29%を占めている。わたしのいまの関心事は「仮に男女比が50/50となったとき、次に不平等・不公正が糾弾されるのはどの差か」です。ベイズ思考に基づき、出自(地域、収入、家庭環境…etc)に最も高い確率を割り当てています。 (Mckinsey Insights, link)

  • 老いを心配するミレニアル世代:米国の20-30代が楽しむ小説を見ると、いずれも『若くはない自分になること、余白からしみ込んでくる倦怠感、他人の不可能な期待に憤慨することから、自分にも実現不可能な夢があったことに気づくことへの移行を描いている』とのこと。万物流転、色即是空ですわ。 (The Atlantic, link)

  • 韓国、"AI教科書"を導入する:韓国政府は来年度から導入するAI教科書に7千万ドルを投資している。プロジェクトリーダーはこの取り組みを通じて「よりパーソナライズされた学習体験を生み出し、教育成果を向上させるためのデータを収集し、韓国をAI教育の世界的リーダーとして確立する」と言っているが、はたしてどうなることか。この記事で初めて知ったのですが、『カンニングを検出するAIシステムは、米国において、黒人学生を誤って告発する確率が白人学生に比べ2倍』という事実。AIは人類の映し鏡ですわ。 (Semafor, link)

  • AIは人間のCEOを(ほぼ)上回ることができる:英国のスタートアップ・Strategize.incが開発した経営ゲームを人間とGPT-4oにプレイさせたところ、製品設計からコスト管理までGPT-4oが人間トップ層を上回るパフォーマンスを見せた。しかしAIは短期的利益の追求は得意だったものの、パンデミックなど構造変化への対応は不得手だったとのこと(それでもトップクラスの成績を上げた)。AIにサポートをお願いして人間が短期・中長期のバランスをとる、っていうのが一番良い活用法にみえる。 (Harvard Business Review, link)

  • 水を飲んでも二日酔いは防げない:オランダの研究チームによると、脱水症状は電解質と水分の喪失によって引き起こされる一方、二日酔いは酸化ストレスや炎症反応が原因のためそもそものアプローチから異なるのだと。受けとめるのが辛い人生の真実に触れてしまいました。。 (Gigazine, link)

  • スタートアップ専門学校・Avra:2023年設立でまだ目立たない存在ながら、"世界最高の創業者のための秘密学校"を標榜。Y Combinatorの運営チームにいたメンバーが新たな成長支援プログラムとして立ち上げたもので、シリーズA以降のスタートアップのための場となっている。彼ら自身がVCから3.5億ドルを調達しており、その中からプログラム通過者に資金を提供しているとのこと。 (The Generalist, link)

    Retreatのみ参加したいです!
  • クレジットカードを製造する技術:セキュリティコード/CVVって暗号化文の最初の数字3桁だったのか!ICチップの認証ってそんなにたくさん鍵が用いられていたのか!など驚きがたくさん。技術って面白い。本当に面白い。 (Speakerdeck, link)

  • フィードバックの仕方よりも、受け取り方を学びなさい:言い方よりもまずは聴き方。発言の仕方がうまい人はもれなく聞き上手である。フィードバックについても、まずはもらう側をうまくなることだ。 (Wes Kao's Newsletter, link)

  • 仕事においては「お気持ち表明」は徹底的に排除しないといけない:お気持ち表明をされた場合『結局言いたいことは何ですか?』と詰め寄っていくストロングスタイルで仕事をしています。というか、ストロングスタイルでしかやりたくない、と思っていたらいまの仕事の形に落ち着きました。"対価も責任もなく、相手に何かを要求することは、非常に醜悪だ。"そういうことです。 (Books&Apps, link)

  • 美しいQRコードを作成しよう:このサービスを使って、新オフィスの建物前看板をつくりました。 (qrframe, link)

📙本

  • 職業としての政治:運営しているポッドキャストで次に取り上げる本です。衆院選も兵庫県知事選も、どうなるんでしょうね。長野県小布施町の次期町長選に立候補する大宮さん、知人なのですが、この本の主題を体現している人物でもあるので応援しています。 >"どんな事態に直面しても『それにもかかわらず! 』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ" (Amazon, link)

  • 死体と話す NY死体調査官が見た5000の死:幼いときからうつ病と自殺願望にさいなまれてきた方が選んだ仕事は死体調査官。事実は小説より奇なり。大人になるほど痛感することが増えますね。 (Amazon, link)

たとえば、物的証拠に基づいて男が六階に上がったものと「合理的に推測できる」。「見た限りでは」男は飛び降りた「ようだ」。男の負傷状態は、高いところから落ちた負傷と考えると「矛盾がない」。実際に何が起きたかを知るのは故人だけなのだから、わたしたちは調査結果と状況に合致する仮説を立てなければならない。証拠から読み取れるものを解釈し、そこから死因の情報を突き止める——

それがわたしの仕事だ。 (本文より)

  • 「好き嫌い」と経営:"論理的な帰結として、競争戦略の思考は「良し悪し」よりも「好き嫌い」と親和性が高い"。最近ふわっと感じていたことを、尊敬する仕事先輩がおすすめしてくれた本が言葉にしてくれていました。自分の強み弱みを考えるのも良いけれど、好き嫌いとも向き合うべきだ。書籍冒頭の「組織の位置エネルギー/運動エネルギー」の比喩に触れ、いまお付き合いしているお客さんの幹部層のことを思い、同時に↑職業としての政治で揶揄される職業政治家のことを考えていました。運動エネルギーが仕事をつくる。 (Amazon, link)

📻観た/聴いた

  • Awich:「えっ、田中さんってこんなの聴くんですか?」とお客さん先の20代若手にびっくりされました。美学とこだわりでやっている人はみな好きです。

  • ATP 250/Almaty Open 2024 :カザフスタンで例年開催されるテニスのプロツアー/室内ハードをサブスクで観戦。プロの打球音は衝撃的。観客席をみると、中央アジアと東アジアは民族的に近いことを改めて実感します。同時期に開催されていたストックホルムの試合で、往年の名選手・ワウリンカ(39歳)がロシアの若手スター・ルブレフ(26歳)に買ったのを観て勇気をもらっています。年齢を言い訳にするのはもうやめよう。 (link)


🧩感じた/感じている

  • エネルギーをつけたいときには鰻に限る。

  • 真実。>"壁に向かって立ってダンスパートナーを見つけた人はいない"

  • 振り返ろう。>"朝、ろくでなしに出くわしたなら、それはろくでなしに出くわしたということだ。 一日中アホに出くわしたら、お前がアホだ"

  • おっさんが大声放言を続ける公開就職活動(「選挙」と呼ばれるもの)、早く終わってほしい。

🍵今の関心事

  • 次の世界一周旅、いつからどこにいくか?南半球は必ず組み込みたい。

  • いい議論をすることへのこだわりを捨てずに持ち続けるため、日々何を実践すべきか?

  • 日本語の比喩表現の幅を増やすためにできることは?

  • 自分の好き嫌い線引きはどこにある?

🥑活動報告

  • 今週やっとオフィスの水道が使えるようになり、トイレを探す旅に出なくてよくなります。読書会やプライベートバー開店の案内をするためのLine公式アカウントも作りました。来週末あたりにオープンイベントが出来れば良いなと思っています。

  • 3冊目書籍の初稿が仕上がってきて、いろいろ手を入れなきゃいけないのですが、お客さん仕事とオフィス整備と(納税とテニスと)に終われていてなかなか手がついていません。

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