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2024年10月13日

「私、ベトナム帰りなんです」と言われたら🇻🇳

Cobe Associe は、戦略と技術の問いを現場で検証可能な仮説に変える。

先週出張で訪れた先に古い自販機があり「新札つかえます!」のステッカーが貼られている。水を買おうと意気揚々、新札の1千円・北里柴三郎をいれるが戻ってきてしまう。フロントで両替してもらい、野口英世を入れたら無事に読み込まれた。よく見たらこのステッカーもくたびれている。E千円券に切り替わった20年前に価値を発揮したポップだったのだ。

別の日にクライアント企業の若い女性とオンライン会議をする。「私、ベトナム帰りなんですよ」とおっしゃっていて、聞くとリフレッシュ休暇で1週間ダナンに旅行に行っていたらしい。羨ましいなぁという想いの横で、相手が高齢の米国人男性だったらこの言葉は全く別の意味を持ちうるなと薄ら考えていた。去年わたしが「実はイラン帰りなんですよ」と話し出したら、仕事相手の男性は固まっていた。歴史・文脈の複雑な土地はシンプルな言葉で取り扱うのが難しい。

ChatGPTくんは優等生。じっくり拡大して読んでみてね。

仕事では日々、解釈の揺れがない/少ない文章を書くことに心を砕いている。読み手に明確な意図と論理を伝えるために、形容詞を減らし、はっきりとした接続詞をつける。幸いなことに、私はこの仕事が(多くの社会人よりも)得意であり、向いている。それでも、私は含みのある言葉や本来の意図とは違ったところに落ち着いてしまった表現が好きだ。古田徹也さんが『言葉とは生きる文化遺産である』と言うように、揺れ動く言葉にこそ歴史や文化が詰まっているからだ。

いまこの文章を書きながらラムネを食べているのだが、パッケージに大きく「ぶどう糖でスッキリ!!」と書かれている。この表現は20年後にも有効だろうか。昔はぶどう糖がスッキリ感を演出するものだと思われていたんだ〜(いまは違うけど)となるかもしれない。このパッケージも一つの文化遺産になる。


💼心惹かれたもの

  • IKEAのキャビネット/IDÅSEN イドーセン:素敵なダークグリーン色だったので新オフィスに設置。1人で組み立てるのはなかなか骨が折れましたが、苦労の分だけ愛着が増しています。(「自分の手でつくったものにはそのものが本来持つ以上の価値を見出してしまう」心理学におけるIKEA効果を実感しています) (link)

    IDÅSEN イドーセン キャビネット 扉/引き出し付き, ダークグリーン, 80x47x119 cm
  • アレジア アイスコンテナ:冷凍庫がないオフィスでハイボールを飲みたいなとなった時用に、保管容器のみ配備しておくことにしました。 (link)

✏️読んだ/読んでいる

📃記事

  • 人生を変えるためにやめた11のこと:可能性ばかり気にかけること。不平を言うこと。他人を気にすること。ネガティブな人と付き合うこと。スヌーズボタンを押すこと。完璧を求めること。目新しさを求めること。家を雑に扱うこと。老いを気にすること。モチベに頼ること。 (Sahil Bloom, link)

  • ゴールドマン・サックスの旧オフィス@NYに住めるよ:コロナ禍で閉鎖された世界的投資銀行のオフィスがアパートに変わり、この11月から一部入居が始まります。1ルームのスタジオタイプで家賃が月4千ドル/60万円、3部屋ある物件だと1万ドル/150万円。3ヶ月限定で使わせてくれないかしら。 (Quartz, link)

  • ハーマンミラー、ゲーミングチェアを「アートオブジェ」に:高級ワークチェアとして有名なハーマンミラー。シンプルな出で立ちでかっこいいんですが、アートが加わるとこれまた一興。 (Dezeen, link)

  • AIに奪われる職はわずか5%:『国家はなぜ衰退するのか』等の著作でも知られるホンモノの経済学者ダロン・アセモグルは、いまのAIブームは過熱しすぎであり、ほとんど企業にとってAI関連の取り組みは無駄に終わるシナリオが最も現実的だと指摘。NVIDIA社CEOが言うような「データセンターだけで1兆ドル!」のようなシナリオは楽観的すぎると。 (Bloomberg, link)

  • 来たるべき量子コンピューターの時代に向けて一般人が知っておくべき「ポスト量子暗号」の基礎知識まとめ:内容に学びがあるのは大前提で、「こういう記事はPerplexity.aiのProアカウントを持っていればすらすら書けそうだな」と想像が広がりました。「そもそも量子コンピューティングとは?」「ポスト量子暗号の今後の展開は?」など問いを目次に変換する枠組み、わかりやすくていいですね。 (Gigazine, link)

  • 遺伝子治療試験で視力が100倍改善:幼児期にかなりの視力喪失を伴う遺伝性疾患・LCA1の患者15名を対象に行った臨床試験の結果。当該研究を扱った論文はLANCETに掲載されていて、資金はAtsena Therapeuticsが出している模様。同社CEOはBamboo Theraputicsやデュポンで経験を積んだPatrick Ritschel氏。 (UPenn, link)

  • 「砂が枯渇する」は本当なのか? :コンクリート製造に不可欠な材料である砂は、再生不可能でかつ輸送費用が大きいため「近い将来足りなくなるのでは?」という懸念が定期的に取り上げられています。人工砂もありますが、強度や作業工程への影響などいろいろ難しさがあるそう。記事原典になっている海外の技術系ブログ"Practical Engineering"は文系マンにとっても最高の内容なので熟読おすすめです。 (Gigazine, link)

  • 仕事を前に進めるためのコツ - 判断と決断と共有:「その仕事を解決する誰でもなく、自分自身」心に刻みました。 (Speakerdeck, link)

  • 職場で​​介護の​話を​​しづらいのは​​なぜか:『介護離職を​​防ごうと​言うけれど』の段落、じっくり3回読み直しました。介護は出口が見えないために身動きを取りづらい。本当にそうですね。 (Q by Livesense, link)

  • 「お父さんモード」が意味すること:自分以外の誰かのために生きるようになってやっと人生が始まるんだと言った知人がいました。蓋し真実です。 (Napkin Math, link)

📙本

  • アブダクション 仮説と発見の論理:新版にさっそく重版がかかるほど売れているようです。いい本だもの。一緒に演繹と帰納の向こう側にいこうじゃないか。 (Amazon, link)

  • ハイパーインフレーション:ジャンプのマンガ。からだから無限に紙幣を生み出すことができる能力を手に入れた少年が国家を混乱させるためにあの手この手で戦う話。金融経済の仕組みそのものから紙幣の造り方まで、お金について詳しくなれる教養作品。 (Amazon, link)

📻観た/聴いた

  • Ca na Catalina:スペイン・マロッカにある環境配慮型住宅。 (link)

    Vivienda_en_Campos_by_Ernest_Bordoy_photo_luis_diaz_diaz_14b
  • NIKON Comedy Wildlife Award 2024:ほっこり。自然は厳しくて、同時にユーモアに溢れている。 (link)


🧩感じた/感じている

  • どんなときも、まずは挨拶からはじめよう。

  • 体重がゆるゆると落ちていて、食生活がヘルシーになり、目が覚める時間も早くなっている。因果はどうでも良い。結果が全て。

  • 人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」これを心から発言できる生き様。
    > "アフガンで、人々の命を救うべく身命を賭して活動を続けた故・中村哲医師が熱い思いを語った貴重な記録" (link)

🍵今の関心事

  • 楠木建・著『「好き嫌い」と経営』をじっくり読みたいのだが、いつがもっとも鋭く吸収できるか。

  • 12月以降のお仕事、どんなことに取り組むか。ノンアルビール事業がんばりたいんだけど全然手を付けられていないのが悔しい。

🥑活動報告

  • オフィスのオープン準備、進んでいます。開梱と組み立てをくり返すことが生み出す進捗、嫌いじゃない。再来週頭から本格オープンします。

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