試考錯誤:顧客の「予算消化に頭・手を使う時間」を最小化できないか
こんにちは。Cobe Associe代表の田中です。
年末・年度末はコンサルファームや調査会社にとっては繁忙期です。当社にも「実は予算が余っていまして・・・」という相談がずいぶんたくさん来ました。俗にいう”予算消化”です。
新規事業関連組織だと、年度末の予算余りが常態化しています。複数プロジェクトがはしっておりどのタイミングで大きな投資タイミングが来るか読みづらい、そのため期中に予算バッファを厚めに持っておくことが常態化。結果として毎年期末になると予算を使い切るために企画チームが奔走する…良くある光景です。
私はこの予算消化活動は3つの意味で非効率だと考えます。
- 期間制約がある中で『予算を使い切ること』を不動目標・制約として行われる出費/投資は無駄なものとなりやすい
- 「少しでも意味のある投資は何か」「どこに委託するか」「委託先はスケジュールをしっかり守ってくれるか」など意味の薄い問い・課題に企画・中核メンバーの思考・活動リソースが持って行かれる
- (コンサル・リサーチ等の)委託先事業者も予算消化活動だと割り切って対応するため、アウトプットの品質を高めようとするインセンティブが弱い
このような問題意識を踏まえ、わたしたちCobe Associeは、顧客に対して下記のような提案をしています。
- 予算最終月まで、予算バッファを”全て”吸収する規模で契約を締結する
- リサーチやコンサルティングPJT部分とアドバイザリー部分の2階建て契約
- 当社が担当する戦略イシューなどをプロジェクト型で対応しつつ、その他委託先とのプロジェクトについてもアドバイザリー参画
- プロジェクト期間中に以下2つのコミットメントを実施し契約にも折り込み
- 期間中、別途大型投資を行うことが決まるなどの事案発生時に契約中断を受け入れ(=当社アドバイザリー部分をバッファとしてご活用く)
- 期中〜期末に別途個別投資事案が発生したときに当社→想定委託先への発注も対応可能(=実行速度をあげる+企画・中核メンバーのリソースを節約する)
これを実現できるのは、当社が「自社利益の最大化を唯一絶対の第一目標としない」チームであるからです。利益追求に邁進する多くのコンサルファームは、契約中断や外部委託先への柔軟な発注を行いたがらないでしょう。自社利益の減少に繋がるからです。また、大手ファームは委託先選定について利益相反/利益誘導の懸念があり、最適なアドバイザリーサービスを提供しづらいという構造的問題もあります。私たちは、コンサルティングサービスの意義を信じる小ファームとして、上記のような提案を実現できるチームでありたいと考えています。
企業概要

Cobe Associeはリサーチ+事業支援コンサルティングを行う会社です。新規事業関連の取り組みやCVC・社内起業支援事務局の支援、スタートアップの戦略検討などを行っています。2018年の創業以来60社を超える企業とプロジェクトをご一緒してきました。
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