コンサルティング/調査系案件のサービス事例をご紹介します。
代表の田中です。
弊社は戦略検討や事業推進支援、市場調査代行や新規事業コンサル・アドバイザリー案件など、私の経験や能力でご支援可能な案件であれば幅広く対応させて頂いております。
一方で、「具体的にどんなことが依頼できるのかがわかりにくい」「依頼したあとにどのようなプロジェクト進行や成果物になるのかが見えにくい」という声も頂戴しています。
4期目に入ったこともあり、弊社の案件支援実績も積み上がってきています。今回はそれらの案件パターンをいくつかご共有し、弊社とご一緒頂いているクライアントがどんな方々で、どんなプロジェクトを実際に行っているのかのイメージをご共有できればと考えています。
だいぶ文字量が多いですが、ご関心のある部分以外はさっと読み飛ばしてください。もし皆様が直面していらっしゃる企業課題やご関心にフィットするようであれば、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
(長くなりますので、背景に↓でも流しながらゆっくり読んでいただくのが良いかも知れません)
Case A: 市場調査+事業戦略検討支援
通常であれば外資・大手コンサルティングファームに依頼されるような案件を、予算や納期の関係で弊社にご依頼頂いた事例です。また、外資・大手に依頼するにはプロジェクトの前提となる条件やスコープが固まりきっていないためその策定のために一緒に取り組んで欲しい、というご要望も頂いています。
クライアント例、弊社に依頼を頂いた背景
- 大手国内製薬企業の新規事業チーム
- “国内外で非薬剤領域での事業機会を探索しており、発見されたビジネスチャンスの妥当性検証を行いたい”
- “ヘルスケア/デジタルヘルス領域に知見のある企業に依頼したい”
- “ビジネスチャンスの球が豊富にあるため1つ1つを外資ファームに依頼していると予算がつきてしまうためより安価・小規模なチームを探しているが、検討の品質は落としたくない”
- メガベンチャーの新規事業推進チーム
- “社内にリサーチに関する専門性を持った人材が不足しており、当該領域に地力のある人材/チームに支援をして欲しい”
- “中間報告、最終報告などのように「調査した資料を一気にどんと渡されて議論する」のではなく、調査の進捗に合わせて論点・仮説をどんどんアジャイル型で進化させていけるプロジェクト体制を組みたい”
- “会計年度の締めを意識した予算運用をしていきたい”
- 海外医療機器メーカーの本社インキュベーションチーム+日本チーム
- “本社、アジア太平洋本部、日本チームが関わる案件のため、言語を含めた海外対応が出来るチーム/個人による支援を求めている”
- “日本のヘルスケア×AI市場を対象にした検討となるため、最低限の規制知識とヘルスケア領域AIに関するトレンドを把握している事が望ましい”
- “本社経営層に提示できる資料を製作できる、具体的にはストーリーライン策定から基礎数値の整備、マテリアル作成まで一貫して取り組めるチーム/個人と組みたい”
プロジェクトスコープ
- デスクトップ調査:ターゲット業界/市場における「原理・原則」と「外れ値」調査
- 海外市場トレンド調査:専門レポート探索・要約、メディア記事探索・分析、定量データ探索
- 業界慣習・規制・法令調査:国内外規制官庁資料探索・要約、違反・摘発事例調査
- 個別企業調査:データベース探索、企業関連情報(含 動画・音声メディア)探索
- 個別事例調査:メディア記事探索、SNS探索、ソーシャルハンティング・リスニング
- インタビュー調査:数十万のパネルからリサーチイシュー検討・検証に最適な人材をリクルーティング
- 海外エキスパート調査:海外先進企業経営層・リーダー層、投資家、業界OBなど
- 国内エキスパート調査:先進企業経営層・リーダー層、投資家、業界OBなど
- 顧客候補企業・生活者インタビュー調査:一般生活者から医師などの専門職、企業購買部など
- ステークホルダーインタビュー調査:ニッチな製造事業者や黒子の卸・問屋など
- 定量分析:既存のデータ分析結果の読み解きから新規アンケート設計・集計・分析まで幅広く対応
- 事業計画策定:戦略の要諦、シナリオ毎の収益シミュレーション、今後の100日プラン等を盛り込み
- 収益シミュレーション:トップライン策定、必要投資項目定義及び必要金額試算
- シナリオ設定とMust/Nice to Haveを峻別した上での行動計画策定
- 上記調査を踏まえた仮説構築・検証、及びネクストステップの策定
実行アクション(一部)
- クライアント企業・チームと弊社案件チームが共有するプロジェクトボードをNotion上に構築し、新たな調査ファクトや現時点での仮説をライブアップデート・即時共有
- クライアント若手・中堅スタッフにインタビューを含む各種調査工程に伴走いただき、定量・定性調査実行のために必要なケイパビリティを移管するとともに、事業検討に関するOJT研修としても活用
- クライアントチームに代わって、本プロジェクトの意義や意味合いを上層部に対してプレゼン・コミュニケーションを実施
- Slack/Teamsなどでコミュニケーションチャネルを解説し、プロジェクト進行に関する相談・確認はもちろん、調査の中で発見されたスコープ外の参考情報も適宜共有
- 本筋の検討に加えて、情報収集やリサーチに関する社内セミナーを開催
成果物例
- 社内での追加予算獲得のために利用する上申資料(取締役会資料、経営会議資料、稟議書付随資料 など)
- シナリオ毎の収益シミュレーション(Excel/Spreadsheet)
- インタビューメモ及び動画
- デスクトップ調査で収集した記事・論文リスト
- 事業検討に活用したベンチマークスタートアップ企業リスト(数十~数百社。Excel/Spreadsheet)
お見積もり・フィーイメージ
- 300万円/3ヶ月 ~(稼働率20~60%の間で変動。100%稼働が必要な案件は別途ご相談)
Case B: 業界理解のためのインタビュー調査
クライアント例
- 大手国内電機メーカーの新規事業チーム
- “技術シーズをベースに考えている複数の事業アイディアの検証を顧客や業界関係者へのインタビューを通じて実施したいが自社に実施のノウハウがない”
- “質問項目をただ流していくような調査ではなく、論点・イシューを抑えつつもインタビュイーの反応を見ながらより広く深い示唆を導くための調査を実施してくれるチームを求めている”
- “今後の事業検討に生かしていくために、調査の現場に自社の若手を参加させ、調査ケイパビリティの移管についても検討スコープとしてもらいたい”
- 大手国内製薬企業のマーケティングチーム
- “複数の医療者や患者の生の声を捕捉するためにインタビューを実施したいが、様々な規制の関係上直接調査を実施することが出来ない中、調査単体だけではなく「翻訳」の質も含めて高いサービスを求めている”
- “デジタル領域での取組を新たに模索する中で調査の費用対効果を立証しにくく、外資・大手コンサルティングファームに依頼するには十分な予算が確保できていない中でも精度の高いアウトプットを求めている”
- “アウトプットそのものに加えて、調査ファクトの収集及びアウトプット創出の過程で生まれた細かい気付きも共有してほしい”
- “調査プロフェッショナルとしての視点だけではなく、医療領域のスタートアップをリードしていた経験も踏まえ、感覚や細かい違和感などもアウトプットに盛り込んで欲しい”
プロジェクトスコープ
- 上記Case Aのインタビュー調査相当分+インタビュー背景整理のためのデスクトップ調査
- 上記調査結果を踏まえた報告書
- インタビューサマリ(ファクト、解釈、今後の事業活動への示唆)
- インタビューメモ
- デスクトップ調査で補足した付属事項
実行アクション(一部)
- Case Aで記載したプロジェクトボード作成、クライアントチームメンバー参画などは同様に実施
- インタビュー時の論点を明確にする事前ワークショップを実施し、当該内容を踏まえたインタビューガイドを作成
- 求めるインタビュイー像を踏まえてインタビュイーパネル保有会社(Guidepoint/GLG/ビザスクなど)と調整を行い日程調整
- インタビュー実施後にコンサルティングファーム形式の議事録メモを作成し24時間以内にチーム全体に共有+プロジェクトボードに掲載
成果物
- インタビュー調査報告書
- 顧客の要望に応じて、サマリ部分に特定フォーマットを追加
- 追加内容としては、カスタマー/ペイシェントジャーニー、リーンキャンバス、ロジックモデル、事業相関図、PEST分析など各種フレームワークにも対応
- (インタビュイーの動画が得られた場合のみ)インタビュー動画
お見積もり・フィーイメージ
- 120万円~/10名(謝礼などを除く)
上記の他にも、新規事業に関わる全社プログラム支援やアイディア創出ワークショップの企画実施、組織へのコーチング導入支援なども実施しております。サービスの全体像や弊社のプロジェクトトーンは、下記資料をご覧ください。
https://speakerdeck.com/nozomi/cobe-associe-who-we-are
(自然音を聞きながら作業をすると効率が上がるようです。音声をそのままにされるのも良いかも知れません)
ぜひお気軽にお問い合わせを頂けますと幸いです。皆様とお話しできることを楽しみにしています。
企業概要

Cobe Associeはリサーチ+事業支援コンサルティングを行う会社です。新規事業関連の取り組みやCVC・社内起業支援事務局の支援、スタートアップの戦略検討などを行っています。2018年の創業以来60社を超える企業とプロジェクトをご一緒してきました。
ご紹介資料はこちらです。
大手・外資ファームでは実現できない柔軟さで、質の高いプロジェクト運営をお約束します。お問い合わせフォームや各種SNSなどを通じて、ぜひお気軽にご相談ください。
- Webサイト:https://www.cobe.co.jp
- 各種サービス紹介:cobeaccocie-service.com
- 問い合わせ先: info@cobe.work
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